ハムスターとマウス、どちらもネズミの一種ではあります。
では、いったいどんなところが違うのでしょう?
また、人へ感染するような病気を媒介することはないのでしょうか?
これら2つの疑問について、回答していきたいと思います。
ハムスターとマウスの違いは?
見分けるうえで、2つのポイントがあります。
1つ目は、外見的な特徴の違いとして、尻尾の長さを挙げることができます。
ハムスターは尻尾がないに近いのに対し、マウス(ハツカネズミ)は自分の体長よりも長い尻尾をもっています。
野生のハムスターは、砂漠などの乾燥した草原に住んでいます。
木や岩などに登る必要性がなく、身体のバランスを取るのに必要な尻尾が退化したと考えられています。
一方、マウスは陸上で暮らすことが多いので逆に、平衡感覚を保つために長いしっぽが役に立っているのです。
2つ目は、食性に見られる違いです。
ハムスターは草食に近い雑食性で、マウス(ハツカネズミ)は雑食性です。
どうやらマウスの方が多めにタンパク質を必要とするようです。
マウスからハムスターが感染する病気は?
野生のネズミなどが媒介する、レプストピラ菌による感染症を挙げることができます。
感染しているネズミの尿が、傷口や粘膜に入ることにより移ります。
また、河川や汚染された水田などにもこの菌は存在しており、日常生活からでも感染するおそれはあります。
ただし、人から人へ媒介することはありませんので大丈夫です。
ハムスターが人への感染源になることは、通常の状態では考えられません。
また、ハムスターがレプトスピラ菌に感染したら、2週間以内に亡くなることが多いです。
下痢が続いたり、食欲がなかったりなどの症状が見られる場合は、獣医の診察を受けることをおすすめします。
マウスなどとの接触を未然に防ぐためにも、ケージを外へ出すようなことはしないようにしましょう。
まとめ
ハムスターとマウスには、外見上から分かる2つの違いがあります。
ハムスターや人間に感染する病気は、レプトスピラ症と呼ばれるものがあります。
感染する確率はあまりないと思いますが、ハムスターを触った後はしっかりと手洗いを行いましょう。
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