尿道口と肛門の間隔
ハムスターのオスとメスを見分ける場合は、お腹側から見たときの尿道口と肛門の間隔で判断します。
ただ産まれたてのハムスターは判断が難しく、一ヶ月くらいから見分けがつくようになります。
オスの方が尿道口と肛門の間隔が広くなっています。
オスとメスを見比べたら分かるでしょうが、どちらかだけ見ただけではわからない人も多いと思うのでそれぞれの特徴を説明していきます。
オスの特徴
大人のオスのハムスターには陰嚢という器官があります。
陰嚢とは睾丸が入った袋状の器官です。
陰嚢は尻尾の下付近で膨れたようになっています。
健康なハムスターの睾丸はふたつとも大きさが同じですが、片方だけ膨れ上がっている場合は病気の可能性もあるので注意が必要です。
メスの特徴
メスには尿道口と肛門の間に膣口という器官があります。
ただ、メスのハムスターであっても子どもであったり太り気味であると分かりづらいこともあるので注意が必要です。
膣口はメスにしかない器官なので、見分ける方法としては分かりやすいでしょう。
他には、お腹の乳頭でも判断できます。
メスの場合は大きくはっきりと確認できますが、オスの場合は大人になると分かりにくくなります。
ちなみに乳頭の数は12~14個あります。
ハムスターを飼う際の性別での選び方
ハムスターの性別を見分けることができても、飼う時はどちらでもよいというわけではありません。
ハムスターは一回の出産で5頭~10頭産みます。
なので自分で子どもたちまで育てられるのか、育てられないなら引き取ってもらえる人がいるのかも大切です。
その準備ができていても、種類によってはオスとメスを一緒に飼うとケンカをしてしまうこともあります。
子どもを産ませる予定がないのであればオスかメスのどちらかを飼うのでしょうが、性別によってかかる病気も変わってきます。
ハムスターを飼う前に事前に調べることが大切でしょう。
まとめ
ハムスターの性別を見分けるにはお腹側から尿道口と肛門を見る。
オスは陰嚢があり、尿道口と肛門の間隔が広く乳頭は大人になると見えにくくなります。
メスには尿道口と肛門の間に膣口があり、乳頭は大きくはっきりと見えます。
飼う際には種類の特徴とどういった飼い方をしたいのかを調べてからにしましょう。
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