フリーズとは
ハムスターがとる行動の中にフリーズとよばれるものがあります。
フリーズとは言葉通りハムスターが固まったように動かなくなることを言います。
具体的な体制としては、地に足を付けた状態か二本足で立った状態で一点を見つめたまま動かなくなります。
もう一つは、前の片足を上げたまま一点をみつめ動かなくなります。
どちらにしても目を開けて一点をみつめたままで固まります。
これは野生の中で危険を感じた際に景色と同化して気配を消すための習性です。
前足を上げたままなのはいつでも逃げ出せるためです。
フリーズしている間はまばたきもせず固まっていますが鼻や耳はヒクヒクと動いているのが確認できます。
これは視力が低いですが嗅覚と聴覚が優れているハムスターが危険を感知するために鼻と耳に意識が向いている証拠です。
フリーズのタイミング
フリーズは病気ではなくどのハムスターにも起こることなので心配することではないのですが、起こる原因は共通しています。
フリーズの原因は危機回避のためなので、飼っているハムスターに起こるときは大きな音がしたりいつもとにおいが変わったりしたら起こります。
中にはケージから出る時に危険がないかを確認するためにフリーズする場合もあります。
フリーズの時間
どのハムスターも同じ時間フリーズするわけではありません。
数分間フリーズする場合もあれば数秒の場合もあります。
危機回避のためなので、危険がないと判断できればフリーズは終わります。
フリーズをしている間は危険がないと伝えるために飼い主は動き出すのを待つなどで音を出したり頻繁に動くのは避けた方が良いでしょう。
フリーズに似た危険なケース
固まっているからと言って必ずしもフリーズだとは限りません。
病気の場合もありますし、疑似冬眠の場合もあります。
室内の温度が低いのが続くと疑似冬眠に入る場合があります。
その場合は室温を上げる必要があります。
中には疑似冬眠のまま亡くなってしまうこともあるので注意してください。
どちらにしてもフリーズではないと分かった時点で病院に連れていくのが最善です。
まとめ
ハムスターには危機回避のためのフリーズという行動があります。
数秒から数分目を開けたまま一点をみつめ固まりますが、音とにおいで危険を感じ取るので耳と鼻はヒクヒクしています。
フリーズはどのハムスターにも見られることですが、病気や疑似冬眠の場合もあるので固まっている時はフリーズなのかを確認するようにしましょう。
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