ハムスターは繁殖力の高い生き物で、生後一ヶ月ほどで性成熟を迎えます。
ですがいつでも妊娠できるのではなく、発情している時にしか妊娠しません。
オスは発情に周期はなく、発情したメスと触れ合うことで発情します。
オスとメスに共通する発情の特徴
どちらも発情すると落ち着かなくなります。
ケージの中を動き回ったり外に出ようとします。
飼い主の手を噛んでしまうほど気性も荒くなることもあります。
他には、同じケージに入れた時にお互いのにおいを嗅ぎ合うこともあります。
メスの発情について
性成熟を迎えたメスは4日に一度発情します。
時間は12時間から20時間ほどです。
発情すると生殖器管から分泌液が出ます。
色は半透明で糸を引いているので分かりやすいと思います。
発情しているメスが力むと出てきて、生殖器官の周りが濡れるほどです。
この分泌液の臭いでオスに発情していることを伝えます。
また、欲情したメスは尻尾を立ててお尻を突き上げたまま動かない体制をとることがあります。
これをロードシスと言います。
妊娠したメスの特徴
発情の時と同じように、妊娠したメスは気性が荒くなります。
これは子どもを守ろうとする母性本能が強く働くためなので、飼い主はなるべくそっとしておいてあげることが大切です。
妊娠してから10日くらいからお腹も大きくなってくるので、歩くときにもたもたしている感じになります。
出産に近づくにつれてお腹は更に大きくなります。
乳頭も赤くなっていきます。
想像妊娠
ハムスターのメスは共寝のあとに特有のホルモンが分泌されます。
これを黄体ホルモンと言います。
想像妊娠の場合もこのホルモンによって、妊娠した時と同じような体の変化を見せる場合があります。
ハムスターの想像妊娠は12日ほどで黄体ホルモンが薄れていき、体も普通の時に戻っていき終わります。
まとめ
ハムスターには発情期があり、メスは4日周期でオスは発情したメスと触れ合うことで発情します。
発情したハムスターは性別に関係なく、落ち着かなくなりケージから出ようとしたり気性が荒くなります。
オスとメスを同じゲージに入れると、メスがロードシスの体制をとることでオスとの共寝を始めます。
妊娠したメスは気性が荒くなり、10日ほど経つとお腹が大きくなり乳頭も赤くなってきます。
妊娠と同じような状態になっても想像妊娠の場合もあります。
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