子供さんが小さいご家庭でもハムスターを飼育していらっしゃることは珍しくないと思います。
しかし、動物から人へ、人から動物へお互いに共通して感染する病気が存在します。
どんなものかあまり耳にしたことがない方が多いと思いますので、これから紹介していきます。
ハムスターから子供へ感染する病気は?
ハムスターに限らず、動物と人間がお互いに感染する可能性がある病気を「人畜共通感染症」と言います。
猫や犬などにも当然あり、飼っていなくても日常生活の中で知らぬ間に感染する恐れもあります。
ハムスターについて言えば、レプトスピラ病(人間ではワイル病と呼ばれています)が有名です。
レプトスピラ病は、むしろ人に感染する場合、犬からが多いようです。
しかし、この病気の一番はじめの感染源は「ネズミ」ですので注意するに越したことはありません。
この場合のネズミは、ドブネズミを指していますが、ハムスターも念のために用心しておきましょう。
世界中で見られるのですが、日本でも年間に数十名の感染者がいると言われています。
中には亡くなる方もいて、亡くなる割合は10%くらいです。
ちなみに「齧歯類」のズーノシス(人畜共通感染症)はたくさんあります。
齧歯類のズーノシスを挙げると、サルモネラ、仮性結核菌症、ラッサ熱、腎症候性出血熱、皮膚真菌症などです。
ちなみに腎症候性出血熱は亡くなった例も過去にあるようです。
ほとんどのズーノシスの予防は、「手洗い」と「適切な糞尿処理」です。
ハムスターを触ったら必ず手を洗い、糞尿は早く始末し、過度なスキンシップを取らないようにしましょう。
まとめ
ハムスターから人へ感染する病気があるとは、とても意外でした。
飼い主がしっかりとしたケアを行っていけば簡単に防ぐことができます。
口移しで餌を与えたり、キスをしたり、など過度な行動を取らなければそれほど心配することはありません。
それに、ハムスターを触った後は、しっかりと手洗いを行えば未然に防げます。
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