ハムスターのお腹には「臭腺」といものがあります。
臭いのある分泌液を出す腺です。
分泌液は自分の縄張りにお腹をこすってマーキングするためのものです。
お腹の真ん中にある臭腺があるのはジャンガリアン・ハムスター(ドワーフ系)で、ゴールデン・ハムスターの場合は腰の左右にあります。
今回はジャンガリアン・ハムスターの臭腺について調べてみましょう。
臭腺の見方
ハムスターは仰向けになるのを嫌う習性がありますからお腹の臭腺を見ようと仰向けにすると嫌がって暴れます。
背中から手の中に収め、斜めにしてお腹を見ると真ん中あたりに臭腺が見えます。
個体によって差がありますがお腹の毛の中にあり、周囲がほんのりピンク色に膨らんでいるのが一般的でしょう。
臭腺で何か問題は?
個体差があるのですが、この臭腺に付着している分泌液が次第に固まってその塊が大きいのか普通なのかで飼い主さんは心配するのです。
獣医さんは「ハムスター自身が自分で手入れをするので何も心配する必要はないです。あまりいじるとかえって化膿したりするので放っておいたほうがよい・・」と指導するのが基本スタンスのようです。
しかし飼い主さんたちのいろいろの情報を見ますと、ハムスターにも清潔好きとそうでない「不精者」がいるようです。
また、「太りすぎ」で自分で手入れできないハムスターもいるようです。
「不精者」や「太り過ぎ」の場合は、オリーブ油などで湿らした綿棒で軽く触れてカサブタ(分泌物)を湿らせ、あとはハムスター自身にまかせたりしますが、ハムスター初心者の飼い主さんのなかには、カサブタが気になって最後までカサブタを除去しようとして血が出てしまったケースもあるようです。
まとめ
臭腺のカサブタの塊を発見しても「数日経ったらなくなっていた・・」というケースが自然で理想的なのでしょうが、大きくなるいっぽうでなくなる気配がない、色がピンク(皮膚と同じ色)ではなく真っ赤だ、明らかにカサブタとは違う腫瘍があるなどの異変に気づいたらすぐ動物病院に診てもらうのがいちばんでしょう。
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