ハムスターの部屋を掃除した際、尿をしていない場合があります。
飼育しているハムスターによって尿の色が無色透明なため分かりにくいこともありますが、十分の水分を与えているのに尿をしていない場合にはどんな病気の可能性があるのか。
尿が出ない場合の病気とその対策
ハムスターの床材でチップ材の場合は、尿の跡が濃くなりますが、場所によっては気づきづらいこともあり、床材を選ぶ際は色の薄いものを選ぶと見分けがつきやすいです。
全く尿をしていない時には尿路結石という病気の可能性があります。
ハムスターはもともと尿の中のカルシウムが多いため結石が出来やすいと言われています。
そしてその結石が尿道につまると排尿障害に繋がるのです。
尿路結石の原因としては、カルシウムの摂りすぎ、細菌感染による炎症や遺伝が考えられます。
また高齢になるにつれ発症しやすい病気の1つです。
治療法は、レントゲンやエコー検査で結石の確認をし、場合によっては開腹手術で結石を取り除く必要なります。
症状が軽い場合は、抗生物質の投与、食生活を見直し様子をみることになります。
予防法としては、まずカルシウムを摂りすぎないことです。
ひじき、大根の葉、アーモンド、チーズ、モロヘイヤなど野菜やおやつでカルシウムが多く含まれている食べ物は数多くあります。
また細菌感染を防ぐために尿で汚れた床材やトイレなどはこまめに交換、掃除をしましょう。
しかし、尿路結石は末期の状態まで行かないと尿が出なくなることはないため、その前にご飯を食べなくなったり、お腹が腫れてきたりという症状が現れます。
少しでも異変があれば病院で見てもらいましょう。
まとめ
ハムスターの尿が出ない場合には、ハムスターにとって危険な病気の症状だということがわかりました。
ハムスターが尿路結石になる前に、毎日しっかりとケージを清潔に保ち、カルシウムの多い食べ物やおやつばかりあげないようバランスを考えて与えることが大切になります。
また、早期発見できるようハムスターの体調チェックも重要なのです。
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