ハムスターはとても繊細な生き物です。
人間にとってはわずかな環境の変化や刺激によってもおおいにストレスを感じてしまいます。
しかし日常を共にするなかでは、どうしてもハムスターを連れて電車や自転車で移動しなければならない場面もあるかと思います。
そこで注意すべき点やしてあげられることをまとめてみました。
両方の場合に共通する移動の注意点
最も注意をしなければならないのが温度です。
夏場は人間にとっても辛いような高温にならないことと冷房のきいた場所との出入りによる急激な温度変化に気をつければいいのですが、問題は冬場です。
冬場の動物病院でよくみかけるのが、移動用の入れ物を毛布などで包んで移動している方です。
さらに念をいれるならば使い捨てカイロを容器の底に外側からあてがうのも良いと思います。
個人的に良い工夫だなと思ったのは、ホームセンターなどに売っている保温バッグや発泡スチロールの箱に空気穴を開けて利用されている方を見かけた時でした。
次にエサや水分を補給できるように入れておくことですが、特に水分補給については注意したいところです。
小型の給水器などをいれておくと振動などで水がこぼれてハムスターが濡れて寒い思いをしてしまうことがあります。
移動の場合には水を直接入れておくよりも小松菜やキャベツなど水分を摂れる野菜をエサと一緒に入れておく方がいいでしょう。
いずれの場合においても移動の際に利用する容器に敷く床材には、ハムスターが匂いで安心できるように普段のケージから取り出したものを混ぜて使用しましょう。
ハムスターが潜り込めるくらいの深さになるようにしてあげるとより良いかと思います。
自転車での移動の場合
自転車での移動の場合はやはり振動が気になるところです。
前かごに入れて移動するのは気がひけるからと言って、ハムスターを入れた籠を手で持って片手運転で移動する人がいましたが、やはり安全上はオススメできません。
私の場合は家から動物病院まで自転車で15分くらいの距離だったので、大きめのデイバッグの底にタオルをつめて移動用のケージが水平を保てるようにし、立ち漕ぎして自分自身の膝をショックアブソーバーにして極力振動しないよう気をつけました。
電車での移動の場合
電車での移動の場合、運賃がかかるケースがあるので気を付けましょう。
鉄道会社によって規定が異なるので駅員さんに尋ねてみるといいでしょう。
できるだけ振動を抑える為に立って乗る場合も座って乗る場合も手で持っていてあげた方が良いですが、長時間の乗車の場合などキビしい時、夏は冷房の風が直接当たったり、冬はシート下からの暖気に近すぎないよう置き場所に注意してあげましょう。
まとめ
繊細なハムスターにとっては移動自体が少なからず負担になりますので、極力避けるにこしたことはありません。
しかし病院通いやお一人暮らしの方の帰省など、やむをえない時もあるかと思います。
その場合はできるだけハムスターを安心させてあげられるよう工夫をしてあげましょう。
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