下痢は、人間にとってはあまり重篤な病気ではありません。
しかし、体の小さいハムスターにとっては、命の危険性のある恐ろしい病気なのです。
今回は、ハムスターが下痢になり元気がないときの対処法について紹介いたします。
下痢は重病
下痢は、ハムスターにとっては重病です。
放っておくと2~3日間であっという間に亡くなってしまうことがあります。
ハムスター、体が小さく、運動量が多いので、カロリーを消費しやすい生き物です。
下痢になると、あっという間に少ないカロリーを全て消費してしまったり、脱水症状を起こして重症になってしまうことがあります。
また、下痢が続くと、脱腸や腸閉塞などさらに大きな病気につながることもあるのです。
ハムスターのお尻が濡れていたり、汚れていたりする場合は、下痢の可能性が高いです。
ハムスターは病気を隠す習性があるため、元気がないように見える場合はさらに重篤な症状です。
下痢をしていることを発見したら、すぐに病院へ連れて行きましょう。
応急処置としては、ハムスターの体を冷やさないことです。
部屋をあたためたり、ケージ内にタオルを敷いたりしてあげましょう。
また、水分補給のため甘味料の入っていないスポーツドリンクをスポイトで与えましょう。
冷たいものは体をさらに冷やしますので、必ず常温で与えてください。
下痢の原因
ハムスターの下痢として考えられることは、ストレス、ウイルスや細菌感染、牛乳や甘味料、野菜や果実の過剰摂取などです。
水分の多い野菜などは、下痢を引き起こす原因となりますので、与えすぎには気を付けましょう。
牛乳や甘味料は、腸の中で水分を吸収しにくくします。
また、人間の過剰なスキンシップや過干渉も、ストレスの原因となります。
ハムスターはとても繊細で臆病な生き物なので、怖がっている場合は無理に触ることはやめましょう。
また、体の中に「ヘキサミタ」「トリコモナス」などのウイルスが入り感染した場合に、下痢を引き起こすことがあります。
ペットショップから迎えたばかりのハムスターが下痢をした場合、こういったウイルスが原因であることも考えられます。
まとめ
いかがでしたか?
ハムスターにとって下痢は重大な病気です。
早めに気付いて対処してあげてください。
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