ほとんどのハムスターが大好きなミルワーム。
ペットショップなどで生きた状態で販売されており、そのままの状態で与えます。
元々ハムスターは自然界で生きてきた本能が残っていることが多く、生きた状態のミルワームはその自然界により近い形で本能を満たすことが出来ます。
栄養面では、現在たくさんの種類のエサが販売されていますので、ミルワームを必ず与えなくてはいけないというわけではありませんが、本能を満たすという意味でのストレス発散や、栄養豊富な特別なフードとして普段のエサにプラスして3日に一度1~2匹ほど与えることでより健康が維持されることが考えられます。
買ったばかりのミルワームはカルシウム不足を招いてしまうことも
ペットショップなどで販売されているミルワームは、少しでも成長を遅くするため乏しいエサしか与えられていません。
それにより、リンの割合がカルシウムに比べてかなり多く含まれており、そのままのミルワームを与えてしまうとリンを過剰摂取することになりますので、カルシウムが吸収され、カルシウム不足を起こしてしまう可能性もあります。
ごく稀に、ミルワームを与える場合には問題ありませんが、継続して与える場合には、ミルワームのリンとカルシウムの比率を同等もしくは、あまり差が無い程度にまで持っていく必要があります。
ミルワームのカルシウム比率を上げるには
先ほどにも述べたように、買ったばかりのミルワームのカルシウムの比率をリンに近づけるには少しの間ミルワームを飼育する必要があります。
ミルワームの飼育の際、主にエサとしてカルシウムを多く含む葉物の生野菜(小松菜)や煮干しを与えましょう。
また、ミルワームが成長して成虫になってしまう事を防ぐため100匹や200匹単位で購入した場合、3割ほどを飼育用にして残りの7割は成長を遅くするため冬眠状態に近い温度の冷蔵庫に保管しておきましょう。
飼育中に、万が一サナギになってしまった場合は他のミルワームに食べられてしまう事もありますので、ハムスターにサナギの状態のものから与える事をお勧めします。
まとめ
ミルワームは栄養価が高く、ハムスターの好物なのであげたいと思っていても、やはり見た目からして苦手な飼い主さんも多いかもしれません。
必ずしもハムスターにミルワームを与えなくてはいけないわけではないので、飼い主さんが克服できそうであればハムスターのために飼育して与えてみるのもいいかもしれませんね。
その際は必ずカルシウムの比率をリンに近づけるようにミルワームの食事にカルシウムを多く含む食材を取り入れましょう。
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