ハムスターが妊娠すると、やたら気が強くなりだします。
巣作りを始めるということもありますが、ケージに入って暮らしているハムスターの場合、そのような必要性もないため、特に巣作り行動は観察できないようです。
母親となったハムスターは気性が荒くなっていますので、飼い主はしばらくの間、そっとしておくことです。
生まれてくる子供を意識してのことでしょうか。
母性本能ゆえに気が強くなってしまうのでしょう。
想像妊娠するハムスター
驚いたことにハムスターは想像妊娠することが実際あるようです。
メスのハムスターはオスとの交渉で黄体ホルモンというホルモンを分泌するので、体が妊娠したかのように錯覚されます。
実際には妊娠しなかった場合でも同様な体の変化を起こすことがあります。
体も妊娠したように変化し、気性も強くなるので、妊娠したと飼い主に思い込ませます。
ところが12日ぐらいたつと想像妊娠期間が終了しますので、黄体ホルモンも薄れます。
そうなると普段のハムスターに戻りますが、それ以降は、4日間隔で発情期が訪れます。
それが8~10日ほどずっと続くのですが、驚いたことにこの間は4日ごとに訪れる発情期は一切現れません。
妊娠後は流産に注意!
実際に妊娠したハムスターは12~14日でお腹が張ってきて目立つようになります。
おっぱいも赤みを帯びノロノロ歩くようになります。
この時期お腹を触ってやると、確かに妊娠したことを確認できますが、先も言ったように気が荒くなっていますので、やたら触ったりしないほうがいいです。
そのまま静かに傍観していましょう。
また体が小さいため、人間が下手に触れば、流産する危険性があります。
そっとしておいてあげてください。
まとめ
ハムスターは体が小さいせいもあって、出産して初めて妊娠状態であったことがわかるというケースが多々あります。
妊娠した場合、10日ぐらいすればその兆候が出ますので、行動にも変化が出ますが、とにかくハムスターは体が小さいため、それがわかりにくいという難点があります。
想像妊娠とか発情期とか、小さな生き物でも一丁前にあるのが面白いですね。
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