ハムスターは寒いのが苦手です。
野生のハムスターは擬似冬眠して春を待ちます。
ペットとして飼われているハムスターも寒暖の差が激しいと、ぬいぐるみのように動かなくなってしまうことがあります。
擬似冬眠をするとご飯を食べたりしなくなるので当然体重は減り、体に負担をかけてしまいます。
そうならないために、どう対策していけばいいのかについて紹介します。
ハムスターの生態
ハムスターを初めて飼う人はその生態を知っておきましょう。
ハムスターは寒冷地寄りに住んでいるとされていて、日本の夏で湿気を含んだ暑さに弱いのです。
昼間は地中に潜って過ごし、夜になると活発に行動します。
とてもよく寝る動物で、活動時間以外はほぼ寝ています。
たまに、昼間に活動したりするけど動きは遅くてすぐに寝てしまいます。
ただし闇の中では関係なく行動するようです。
野生のハムスターは、植物などが主食ですが、食べるものがなくなると雑食になり小さな昆虫などを食べたりもします。
水分は朝露を摂るだけでほとんど摂りません。
それだけで1日分の水分が摂れているんだそうです。
ハムスターのほっぺは沢山食べ物が入ります。
野生のハムスターは、ほっぺに沢山木の実や食べ物を沢山詰めて自分の巣に戻り貯め込んで暮らしています。
さらにハムスターは好みのものを先に食べる習性があるようで、好きなものは持ち帰らずその場で食べるんだそうです。
とても食いしん坊で可愛いところはペットのハムスターと変わりませんね。
天敵は鳥や肉食動物などで、隠れる場所がないと非常に慌てるんだそうです。
自分の身を守る為になるべく暗いところに身を隠し、厳しい自然界を生き抜いているのです。
ハムスターのために暖房するタイミングは?
地域にもよりますが、早くて9月末頃からで11月には対策しましょう。
真冬の寒い時期よりも、少し残暑が残っている秋から初冬にかけての時期が冬眠してしまうことが多いようです。
夜に室温計が15度以下になっていたら、寒さ対策するのがポイントです!
寒さ対策をするときのポイント!
- ケージは直接熱気が当たらない場所に置く。
- ケージを段ボールや発泡スチロールの中に入れる。
- ケージを布やバスタオルで包む。
- ケージの下にペットヒーターなどを敷いてあげる。
- 使い捨てカイロをケージの外に貼り付けてあげる。(かじられないように注意)
- 長時間は避け冬の日光を浴びさせてあげる。
- 巣材を増やしてあげる。
- 脂肪が多く栄養価の高い餌を与えてあげる。
※注意
結露や湿気などに注意し、しっかり換気をしましょう。
布やバスタオルで覆う場合は、完全に塞がないように注意しましょう。
まとめ
体力がないまま擬似冬眠に入ったり、それを繰り返してしまうと亡くなってしまうこともあるのでしっかりと温度管理をしましょう。
もし擬似冬眠に入ってしまったら、優しく人肌で温めてあげるかケージごと温めると自然と目を覚まして動き出しますよ。
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