ハムスターはおとなしい動物ですが、警戒心が強くてとてもデリケートな性格をしています。
むやみに触られるのが大嫌いで、危険を感じるとかむことがあります。
無造作につかんだり大きな音を立てると驚いて警戒心をもちます。
ハムスターといえば小っちゃくて丸くておとなしいイメージですよね。
確かにそうなんです。
おとなしいことはおとなしいのですが、一方で、大変警戒心が強く、デリケートな性格だと言われています。
触られることを極端に嫌い、ハムスター自身危害をこうむると察知すると、人をかむこともしばしばです。
むやみやたらハムスターをつかんだり、大きな騒音を立てたりすると、ハムスターは驚いてしまうだけでなく、人に対して警戒心を持ってしまうので注意しましょう。
ハムスターの習性について
本来野生のハムスターは、地下深くの狭苦しいトンネル内で暮らしています。
ペットのハムスターにも本質的にこのような習性が存続しています。
つまり、広いところにいるより、狭い場所を好みます。
体が壁やどこかにぴったりくっついていれば外敵から攻撃される心配もないですし、ホッとするからなんでしょう。
飼育用の空間においてハムスター専用のパイプとか床材をふかふかと敷いてやれば、大変喜びます。
また習性として、じっとしていられない性格のようです。
行動力旺盛で、なんと1日20kmも動き回っています。
ケージ内にいろいろ遊び道具を配置してやれば金網や縄ばしごを上ったり下りたりして、実に活発に動きます。
運動神経が発達しているからでしょう。
夜行性のハムスター
ハムスターはもともと夜行性の動物で、夕方から朝にかけてが最も活発な活動時間です。
元来ハムスターの生まれ故郷は、天敵のワシやタカが多く、危険な攻撃を避けるため夜になってから巣穴を出て行動する生活パターンです。
昼間はずっと寝ています。
なんと14時間も寝ているそうです。
孤独を好む傾向があることでも知られています。
繁殖時期以外は単独生活をしていますので、普段2匹同時にケージに住まわせると、喧嘩することが多いです。
ハムスターもほかの動物同様、縄張り意識が強いので、別のハムスターが侵入しないよう、自分のテリトリーにはお腹の脇部分にある臭腺から分泌液を出して匂い付け、つまりマーキングをする習性があります。
例外としてジャンガリアンハムスターのように小型ドワーフタイプのハムスターの場合は、2匹以上同時にケージに入れて飼っても問題は起こらないので、ハムスターを何匹も飼いたいという人にはおすすめですね。
まとめ
ハムスターって実に色々な面があって面白いです。
あんなに小型なのに、1日20kmも動き回っていたりとか、もともとは地下にトンネルを掘って暮らしていたとか、夜行性動物で昼間は14時間も眠り続けているとか。
まだまだ調べればいろいろ出てきます。
しかし最後に一番ショックだったことがあります。
それはハムスターが自分のフンを食べるという食糞行動というものです。
糞に含まれる炭水化物を採ろうとする行動なんですね。
うさぎも食糞行動をするそうです。
これらすべて野生時代からの習性的なもので、彼らにとっては自然な行動なのであり、病気などではありませんので、ご心配なく。
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