ハムスターの生態について、特に歯の長さや神経について調べました。
ハムスターの歯の長さ、神経について
ハムスターの歯は、前歯が上下2本ずつ、上あごの臼歯が左右に3本ずつ、下あごの臼歯が3本ずつの合計16本の構造になっています。
下あごの前歯は上あごの前歯の約3倍の長さがあります。
16本の歯のうち、上下に2本ずつある前歯は一生涯伸び続ける特殊な構造となっています。
なぜこの前歯だけが伸び続けるのかというと、ハムスターの前歯の根元には歯を作る細胞であるエナメル芽細胞と象牙芽細胞という細胞が存在し、その歯には神経が通っていて血液や栄養が送られているため、成長し続けるからです。
そのため、前歯が伸びすぎてしまうとエサが噛みづらくなり栄養失調に陥ってしまったり、伸びすぎた歯が歯茎を貫通して怪我をしてしまったりと命の危険にかかわる症状になりかねないので、ハムスターの歯の伸びすぎには注意が必要です。
野生のハムスターは自然界の中で自分の前歯をけずるために木などをかじって長さを調節して暮らしているが、ペットとして飼われているハムスターはそのような方法が取れません。
そのため、ペットショップなどで販売されている固めのペレットや削り木などをゲージの中に一緒に入れてあげるのが効果的です。
また、ハムスターの行動でゲージの金網をかじる行動がありますが、これは、運動不足によるストレスが原因と考えられます。
金網をかじりすぎると歯が折れたり、曲がったりしてしまい、病気や怪我に繋がる危険があるのでハムスターが金網をかじっていた場合はすぐにゲージから出してあげましょう。
金網をかじる行為がなくならないようだったら、クセになってしまっている可能性もあるのでゲージを金網のタイプではないものに変えてあげるのも良いでしょう。
ハムスターの歯の健康はそのままハムスターの健康に繋がるので、適度な運動のために定期的にチェックしてあげることが大切です。
まとめ
ハムスターの歯の中でも、前歯は神経が通っていて一生成長し、伸び続ける特殊な構造であるということが分かりました。
ハムスターの健康のためにも、定期的に歯をチェックしてあげるのが大切であるということが分かりました。
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