小さくて可愛いハムスター、非常に飼育しやすく人気のペットですが、今までおとなしかった子が飼い主に急に噛み付いて凶暴になったりしたことはありませんか?

怯えさせたりストレスになるようなことはしていないはずなのに。

今回はそんなハムスターの性格について調べました。

ハムスター 見分け方 性格 変わる

急に性格が変わるハムスター

普段、全く飼い主に対して噛み付いたりせず、おとなしく穏やかだったハムスターが、ある時をさかいに急に凶暴化して人の手に噛みつき、場合によっては人が出血するほどの力で噛みつくケースは、実はよくあります。

ハムスターはもともと人を噛まない

まず大前提として、ハムスターは飼い主である人間を噛んだりする動物ではありません。

ハムスターは基本的に繊細で臆病な動物です。

なので、飼い主を拒絶しているのであれば、そもそも姿を人前に見せることはないでしょう。

飼い主の目の前に現れているという事実から、実はコミュニケーションをとりたいと思っていると考えるのが妥当でしょう。

また、ハムスターは自然界の中で食物連鎖の最下層に分類される生き物です。

もともと他の動物と争って戦う武器を持っている動物ではないので、攻撃よりも「逃げる」ことに特化した動物なのです。

なぜ凶暴な性格になるのか?

結論から言うと、本来人に強く噛みつくことのないハムスターが飼い主に対して噛みつくという現象は、性格が変わったのではなく、「飼い主が意識していないレベルでハムスターにストレスや恐怖心を与えてしまっている」ということが考えられます。

想定されるハムスターのストレスとしては、飼育環境からくるストレスで、普段から連続的に精神的負担を受けている場合です。

そしてハムスター自身から人間の前に姿を現し、強く噛みつくということは、飼い主にそのことを気づいて欲しいというSOSのサインである可能性が高いのです。

ストレスから、心理的なリミッターが外れてしまい「飼い主に噛みつく」という行動に出てしまっているので、これは言い換えれば、「気が狂いそうなので助けて欲しい」というハムスターの切実な訴えであると言えるでしょう。

この状態が長く続くとハムスターは病気になってしまったり、最悪の場合亡くなってしまうこともあります。

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性格の変わるハムスターの見分け方は?

ではそもそも、そのような凶暴になってしまうハムスターの見分け方はあるのでしょうか?

実はどのハムスターも、上記のように性格が変わる・凶暴になって噛みつくということは起こりえます。

個体差による性格の差異はもちろん大なり小なりあるでしょう。

しかし、ある日をさかいに性格が豹変してしまうというケースの多くは生活環境からくるストレスである場合がほとんどです。

個体を見分けるというより、飼われているハムスターに向き合うことが大事なのです。

噛むハムスターの対処法

性格が変わってしまったハムスターをどうすればもとの穏やかな性格に戻すことができるのでしょうか。

代表的な対処法を見ていきます。

まず環境面ですが、ハムスターの安眠・熟睡できる環境を整えてあげることです。

ハムスターに限らず、動物は眠ることでストレスを解消することができます。

もしハムスターの飼育環境に安眠・熟睡できる環境がないようであれば、取り急ぎスペースを作ってあげましょう。

そしてもう一つは、飼い主のかまい過ぎが原因でストレスになっている場合があります。

人間とハムスターの精神的なペースは当然ながら違います。

可愛いのでついついかまってしまいがちですが、もし心当たりがあるのであれば少し距離を置くことも大事かもしれません。

飼い主とハムスターの信頼関係が築けているのであれば、ハムスターの方からコミュニケーションを取ってくるでしょう。

まとめ

ハムスターの性格が突然変わってしまうことには必ず原因があります。

また個体を見分けるというよりは、ハムスターのSOSを見分けてあげることが大事です。

飼い主もハムスターも、お互いが幸せになれる暮らし方ができるといいですね。

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