実は多くのハムスター飼い主から与えられるストレスが原因で、病気を患ったり、生後半年以内になくなっているそうです。

ハムスターはストレスに弱い生き物です。

今回はそんなハムスターのストレス・脱毛について考えていきたいと思います。

ハムスター ストレス 脱毛

ストレス

ストレスにも良いストレスと、悪いストレスがあるのをご存知ですか?

実はストレスは生きていく上ではとっても大切なものでもあるのです。

ストレスを感じていないと、人間で言えば注意力不足になり、車にはねられる。

電柱にぶつかってしまうなど、大変なことになります。

ストレスは簡単に言ってしまえば「緊張」のことです。

ストレスは本来、安全に生きていくための自然な反応で、それが安全に生きていくための考えや行動を促すものなのです。

それでは良いストレス、悪いストレスってなんなのでしょうか?

  • 快ストレス

誰かに期待されている時など、やる気に満ちているときに感じるものるもの。

ハムスターなら餌をねだる、飼い主を探し巣箱から出てくるなどが快ストレスの場合が多いです。

  • 不快ストレス

逃げたいと感じた時に感じるもの。

ハムスターで言えば、飼育環境の悪化や、飼い主を怖がっていると引きこもり状態を作り、不快ストレスを作り出します。

 

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脱毛

ふさふさとした色々な毛並みで愛くるしいハムスターですが、様々な要因によって脱毛するときがあります。

それは一体なぜなのか、またどう対処すればいいのでしょうか?

  • 脱毛箇所の皮膚のチェック

まずは脱毛箇所と、その周辺の肌をよく観察してみてください。

赤くただれてリンパ液が滲んでいるようなら、かゆみを伴う皮膚疾患の可能性があります。

健康なハムスターの皮膚は綺麗な薄ピンク色です。

ハムスターは物を言わない代わりに、仕草や行動で、飼い主にさまざまな情報を伝えてくれます。

もし、脱毛箇所や、その周辺を気にするような仕草をひんぱんに見せるようであれば、詳しく観察し、獣医さんに詳しく様子を説明しましょう。

  •  隠れ家が汚れていませんか?

ゲージはみなさん愛情もって掃除していることと思います。

しかし、ハムスターは外で遊ばせた際に、自分が気に入った場所に複数の隠れ家を作っていることがあります。

それらの場所は人間が思いつかない狭い場所のことが多く、汚れた場所のことがあります。

そういった場所にはハムスターにも悪影響を及ぼす埃やアレルギー物質(ダニなど)が沢山あります。

普段からそういった場所にも目を向けてきれいにしておきましょうね。

  • ストレスが脱毛の原因に!

 前述したストレスも脱毛の大きな要因になります。

これは人間でもありますから、みなさんも経験したことがある方もいるのではないでしょうか?

では、ハムスターにとってのストレスとは!?

基本的に個人主義なハムスターには、飼い主が撫でたり、抱っこしたりなど過剰な愛情表現もストレスになる場合があります。

過度の愛情表現は控えめにしてあげましょうね。

次に、ハムスターの様子を見て、落ち着いているようなのに、飼い主が過度に心配していませんか?

ハムスターが気にしてないのに、飼い主が必要以上に脱毛箇所を触ってしまうと、ストレスになり、かえって悪化させる場合があります。

皮膚疾患の可能性が無い場合は、温かい気持ちで見守ってあげましょうね。

皮膚疾患と診断され、塗り薬が処方された場合、そのベタつく塗り薬がストレスになることがあります。

薬を塗る時、ひどく嫌がりすぐ舐めとってしまうなどの行動が見られたら、無理には塗らず、ゲージに戻してハムスターが落ち着けるようにしてください。

もちろん患部はぬるま湯で湿らせた脱脂綿で優しく拭き取ってあげるなど、清潔にしてあげ、薬は塗れるときに塗ろうと根気よく治療する、獣医に相談するなどしてみてください。

  • 脱毛とその他の病気

 ここまで、皮膚疾患とストレスとの関連性を話してみましたが、ほかの病気も疑ってみましょう。

特にメスの場合は子宮蓄膿症にかかる可能性があり、症状が進行すると、患部から膿が出る場合があります。

それだけに限らず他の病気であっても、不快ストレスを与え、脱毛することがありますので、何をしても治らない場合は、再度皮膚疾患以外の病気がないか、獣医さんと相談してみましょうね。

  • ケアの中止

普段、ハムスター用の粉シャンプーやブラシで手入れをしている飼い主さんもいるのではないでしょうか?

脱毛が見られるようなら一旦控え、極力刺激を与えないことが大事です。

まとめ

飼い主は愛くるしい表情からつい、過剰に接してしまいがちです。

それが逆にハムスターにはストレスになり、脱毛などの症状に現れることが理解していただけたでしょうか?

適度に接し、快ストレスを増やしてあげ、長寿を全うさせてあげてください。

時にはハムスターの自分で毛を舐めてきれいにするなどの、自然治癒力に委ねてみてもいいのではないでしょうか?

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