元気に走り回っていたのに、急に動きを止めたまま動かなくなったことはありませんか?
フリーズと呼ばれる行動ですが、なぜこのような行動をとるのでしょうか?
この行動について、今回は紹介していきたいと思います。
ハムスターがフリーズするのはなぜ?
フリーズとは、驚くと固まったように動かなくなる行動をいいます。
ハムスターに関わらず、多くの動物に見ることができます。
止まっているだけのように見えますが、情報収集に集中できるため原因を探すには効率の良い行動です。
しかし、どの程度のストレスを感じているのかを、客観的に判断するのは難しいです。
このような行動は、周りの状況を正確に分析するために行っています。
飼育環境によるものであれば、その原因は飼い主の行動や、飼い主が発した音などです。
ハムスターにストレスを与えている環境は?
いろんな要素が考えられますが、代用的なものを3つ取り上げます。
1つ目は、過度な接触行動です。
ハムスターを必要以上に触って、ストレスを感じさせてしまうことは、よくあります。
これは、ハムスターに噛まれる理由にもなります。
群れを作らない動物なので、自分以外との接触が苦手です。
2つ目は、心安らぐ場所がないことです。
ハムスターは備えを大切にする生き物です。
ほお袋を持っているのも、地中暮らしに適した体をしているのも、巣の外の敵に襲われないようにするためです。
そのため大きな音や強い臭いがするなど、周りの状況を必要以上に意識させると、ケージは危険だと誤認します。
すると、常に外敵に注意を払い、ストレスを溜め、安心して休むことができなくなってしまいます。
3つ目は、ケージの多さが適していないことです。
寝たり食べたりする時は、狭い場所の方がハムスターは安心できます。
しかし、ケージが狭いと行動を制限してしまい、本能や習性が満たせなくなります。
ですから、広いケージを使い、飼育用品などで隠れる場所を作り、安心できる場所を作ってあげましょう。
まとめ
ハムスターが突然動きを止めてしまうのは、周りをよく観察するためです。
飼育する側もストレスを与えるような環境にしていないかを見直すことが必要です。
そのためにはハムスターの習性をよく理解したうえで、飼育していくことが大切です。
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