先に結論から言うと、ハムスターの飼育は大変ではありません。

むしろ他のペットにくらべても飼いやすい生き物だと言えます。

とはいえ生き物である以上おさえておくべき注意点はあります。

今回は中でも基本的なポイントにしぼって注意点をまとめてみました。

ハムスター 飼育 大変 注意点

ハムスターの基本的な性格

まず知っておくべきものとしては、その性格です。

小動物全般に警戒心が強いことがありますが、ハムスターは特に周囲の環境の変化に敏感です。

ときにはその慎重な性格が災いして、近くの犬の鳴き声に驚いて亡くなってしまうことすらあります。

飼い始める前に、音の出る家電の近くを避けるなど安定した環境を作れるようにその飼育ケージを置く部屋や位置をしっかり考えましょう。

そして始めのうちはあまり構わずに最低限の接触に留めて、ハムスターが新しいお家と飼い主に自ら慣れてくるまでじっくりと腰を据えて付き合ってあげましょう。

またハムスターは小さいながらも頭のいい動物なので、脱走してしまわないように、また脱走してしまった場合にもすぐ対応できるろうにできるだけケージのある部屋は閉鎖できるようになっていることが望ましいと言えます。

また、部屋の中の家具の隙間など隠れ込める場所を塞いでおくといいでしょう。

その頭の良さはデメリットだけではなく、学習能力の高さを利用してしつけをしやすいという面もあります。

またしっかりとコミュニケーションを重ねられれば心を通わせて信頼関係を築くこともできるので飼育していくごとに楽しみは増えていきます。

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環境や食事など具体的な注意点

さて、いよいよハムスターの飼育環境を作るにあたって、基本的なデータを挙げていきましょう。

  • 基本は1匹1ケージ

ハムスターは縄張り意識の強い動物なので、よほど相性のいい場合をのぞいて大抵の場合、それがたとえ兄弟同士でも1つのケージにいれておくと争いになります。

複数を同時に飼育する場合には必ず1匹ずつに分けて飼うようにしましょう。

  • 重要な温度管理

ハムスターの飼育に適した温度は20〜25度、湿度は40〜60%とされています。

夏の暑さにも冬の寒さにもストレスを感じるので空調管理のしやすいところでケージを設置しましょう。

その際には直射日光の当たる場所、エアコンの吹き出し口近くなど直接風があたる場所はさけます。

特に冬場、5度以下に温度が下がると冬眠を始めますが、ハムスターの場合は冬眠中の管理も難しく、亡くなってしまうケースもありますのでできるだけ避けるようにしましょう。

  • お掃除の頻度は高めに、しかし一回の掃除毎では徹底的にはしないこと

ハムスターは自身で頻繁に砂浴びや毛づくろいをする清潔好きな動物です。

しかしトイレを使用するのは尿のみで糞はあちこちでします。

また巣穴に餌を溜め込む習性もあるのでこれらはこまめに除去してあげる必要があります。

しかし前述のように環境の変化に敏感で臆病な性格なので床材や巣材、トイレ砂などを全て交換してしまうと自分の匂いが消えてしまい不安にかられストレスを感じます。

必ず一部を残して自分の匂いがする状態をキープしてあげましょう。

  • 与えてはいけない食材

ハムスターの餌にはペットフードやひまわりの種や野菜などをバランス良く与えることが望ましいですが、野菜の中には与えると中毒症状をおこしてしまうものがあります。

以下の食材は与えないようにしましょう。

  1. ネギ・玉ねぎ・ニラ・ニンニク等
  2. ジャガイモの皮、芽
  3. アボカド
  4. チョコレート、コーヒー・紅茶、アルコール等
  • 予めかかりつけになる獣医さんを探しておく

ハムスターは病気になってしまうと体の小ささゆえ投与できる薬の量も限られてしまい治療が難しい場合もあります。

また、動物病院にはハムスターを得意とするところと苦手とするところがあるようです。

そのため飼い始める前にネットで調べたり、ハムスターを飼っている知人やペットショップなどに相談してかかりつけにできる獣医さんを知っておくといいでしょう。

できるなら定期的に健康診断を受けるなどして病気を予防することが一番です。

獣医さんとのコミュニケーションも深まり、いざというときにも力になります。

まとめ

ハムスターは基本的な注意点さえおれえれば非常に飼いやすく、小動物の中では心を通わせやすい生き物です。

もし飼うことを検討されている方で、お迷いでしたら是非にとオススメしたいと思います。

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