ハムスターを飼い始めたもののどんな餌を与えたらよいのか分からないと迷ったことはありませんか?
初めて飼う場合は、なかなか難しいものです。
そこで今回は、ハムスターと餌の関係について紹介していきたいと思います。
ハムスターにどんな餌を与えればいいの?
主に餌は3種類あり、「ペレット」・「ミックスフード」・「生き餌」です。
ペレットとは、必要な栄養を含んだ食べ物を、粉末にしてから固めた餌のことです。
これを主食にすると、必要な栄養のほとんど摂取することができます。
ミックスフードとは、ハムスターが食べる穀物(イネ科の種子)などをブレンドした餌のことです。
栄養のバラスに偏りがあるものもありますので、成分表示をよく見てから購入しましょう。
生き餌の中でもハムスターの好物が、ミルワームという昆虫の幼虫です。
動物性たんぱく質に富み、消化しやすく、水分補給もできるのでとても優れています。
ハムスターは草食に近い雑食動物で、人間と違った構造を持っており、食物繊維を分解することができます。
ヒトには見られない、2つめの胃があり、盲腸も発達しています。
ここで食物繊維を分解し栄養に変換しますが、体の中に住むバクテリアの力を借りなければなりません。
しかし、ハムスターは草食に近い動物なのに、バクテリアの数が少ないのです。
そのために、肛門から出た糞を食べる習性があり、食糞と呼ばれます。
分解された食物繊維は、炭水化物になり、糖質や脂質にもなります。
亡くなったバクテリアは動物性タンパク質です。
ですから、草食動物が食物繊維を食べると、3大栄養素を全て同時に食べているのと同じです。
それだけでは、タンパク質が足りないため、生き餌をあたえるようにしましょう。
妊娠したハムスターに餌を変更する必要はあるの?
ハムスターの種類にもよりますが、20日前後の妊娠期間で何匹もの赤ん坊が育っていきます。
母親の栄養が足りていないと、お腹の中の赤ん坊に必要な栄養素が行きわたりません。
また、母親も赤ん坊に養分を取られてしまうので、出産した後のダメージも大きくなります。
妊娠中は、タンパク質、カルシュウム、ビタミンを多く含む餌を与えることが大切です。
上で紹介したミルワームは少量でも高カロリーなのでおすすめです。
食べる餌の量や水の量も通常の倍以上は必要となります。
量は少なくても、まんべんなく必要な栄養素が摂れるように餌を与えていきましょう。
まとめ
簡単な方法は、ペレットやミックスフードを与えることです。
ただし、必要な栄養分を補うことができない場合も考えられますので、生き餌をたまに与えてみましょう。
特に妊娠したメスのハムスターには、高い栄養価の餌が必要となります。
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