野生のハムスターの生態と一日の移動距離を調べました。
ハムスターには様々な種類がありますが、この記事では代表種であるゴールデンハムスターについて記述します。
野生のハムスターの生態
ゴールデンハムスターは中東の国シリアの砂漠地帯に生息しています。
群れは作らず昼間は巣穴の中で眠り、夜になるとエサを求めて、また異性を求めて動き出します。
雑食性で、木の実や植物の種、昆虫などを食べます。
また見つけたエサは頬袋に溜め込み、巣穴の中にもちこんで貯蔵する習性があります。
これは、エサが少なくなる冬に備えるためだと考えられています。
野生下での走る距離
貴重なエサを広い砂漠の中で探すため、ハムスターが一日に走る距離はなんと5~20kmといわれています。
20kmという距離はハーフマラソン(21.0975km)とほぼ同じとなります。
人間でもなかなか体力がもたない距離を走るので、ハムスターの運動量は意外と多いことがわかります。
回し車
ハムスター飼育者にはおなじみの遊具である回し車ですが、ハムスターにとっては生活必需品のようなものなのです。
野生では一日20kmもの距離を移動するため、狭いケージの中に入れられると運動不足になりストレスが溜まってしまいます。
そのため、ケージに衝突することなく思う存分走ることができる回し車は必ず設置しましょう。
運動不足対策の遊具
回し車以外にも運動不足対策の遊具はあります。
野生では巣穴を掘って暮らしていたため、砂遊び用の砂を与えると砂をかき回す遊びも観察できます。
齧るための木製のハウスや迷路のキットを与えると、野生の本能そのまんまに活発に遊びます。
ただハムスターにも遊具の好みがあるので、興味を示さない遊具は撤去するのが望ましいかもしれません。
まとめ
普段は動きがスローでおっとりしたイメージのあるハムスターですが、運動量は意外と多いことがわかりました。
回し車を回す姿をただ可愛いというだけでなく、彼らのライフスタイルで不可欠であることがわかりますので、ハムスターが好きな方や飼育してみたいと思っている方はぜひ知っておくべき知識だと思います。
また、一緒に遊べる時間があれば是非ケージから出してあなたの部屋の中を散歩させてみましょう。
広々とした世界を走りまわるありのままのハムちゃんの姿を眺めることができるでしょう。
ただし見つからなくなることもあるので、目を離さないでいてください。
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