ハムスターと糞にまつわる話を2つ紹介したいと思います。
1つは、ぎょっとするような食糞行動についてです。
もう1つは、糞の量が多いと感じてしまうことについてです。
糞は健康のバロメーターですから、とても大切なことです。
ハムスターは糞を食べることが多いの?
上半身を前にかがめて糞をお尻から食べる行動を初めて目にするととても強烈な光景でしょう。
ハムスターは自分の糞を食べることがよく見られます。
これは食糞行動といって、野生で生活しているころからの自然な行為で、おかしくなったわけではありません。
ハムスターが食べた食物繊維は、盲腸で細菌によって炭水化物へと分解されます。
この炭水化物は吸収されずに体外へと出されます。
これを再び食べて、胃で吸収するシステムになっています。
あまり効率的ではありませんが、二段階に分けて食物の栄養素を無駄なく活用しているのです。
このような食糞行動はウサギも行っており、自然界では一般的に見られる行動で、心配することはないです。
これに関して、ジャンガリアンハムスターは糞を頬袋に入れたり、飛ばして遊んだりすることが多いです。
ハムスターの糞が多いと感じるのはなぜ?
考えられる理由の1つとして、ドライフードの影響を挙げることができます。
乾いたエサを食べれば、自然と喉が渇き水分を多くとるようになります。
水を多量に飲めば、乾いたエサは水分を吸収してかさが増し、大量の糞をしているように見えるのです。
ですから、糞は見た目の量ではなく、乾燥させた方が比べやすいようです。
糞をしっかりと乾燥させると、実際に食べたものの質量を知ることができます。
糞の量が多いからといって、病気だと心配することはありません。
ただし、緩い便が多量に出ている場合は、経過を観察していく必要があります。
背中を丸くして、攻撃的になった時は、すぐに病院へ連れて行きましょう。
まとめ
ハムスターだけではなく、ウサギにも食糞行動が見られるとは驚きました。
糞を再び食べることで余すことなく栄養を補給していることが分かりました。
大量に糞をしたからといって心配することはありませんが、下痢の場合は受診をしましょう。
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