動物の健康状態を知るに手っ取り早い方法は、糞を確かめることです。
糞の色によって、おおよその健康を知ることができます。
そこで今回は、ハムスターの排泄物を通して健康面を知る方法を紹介したいと思います。
ハムスターの糞の色から分かることは?
健康状態が良好である場合は、茶褐色や黒色が多く見られます。
中には、食べたエサ(着色されたペレット・野菜・果物など)の影響を受け、上記の色と異なることもあります。
茶色やクリーム色、灰色がかったり、緑っぽいものになったりすることも珍しくありません。
次に、体調が悪い場合は健康な時と比べて薄い色になります。
そういった場合は、胃や腸が弱っていたり、下痢を起こしたりしていることが考えられます。
その他に、次のような色の場合は、もっと深刻なこともあります。
緑や黄色の便をした際には消化不良、黒い便ならば消化器官内の出血、いわゆる血便と推測されます。
糞の表面に赤い色が付着した場合は、血便、もしくは生殖器から出血しているおそれがあります。
白っぽい糞が出た時は、デンプン質を多く含むものを食べた可能性があります。
ハムスターの糞の色は変化するの?
糞をしたばかりの時は大きく水分を多く含み、柔らかく、色も少し薄く見えたり、濃く見えたりします。
時間の経つと水分が抜けてくると固く小さくなり、黒っぽい糞は薄く白っぽく見える場合があります。
これは表面が乾いてくると艶がなくなって、そのように見えてしまいます。
また、粉末状の床材や、砂、食べ残しなどが付着して乾いたものも色が違って見えます。
おもちゃやケージの塗料がはげ落ちて糞に混じることもあります。
しっかりとよく観察し、全体的に変わっているのか、混じったものはないか確認をしましょう。
ティッシュでつまんで、糞の固さを調べてみるのも健康状態をチェックするにはいい手段です。
まとめ
糞の色一つでこれだけのことが分かるとは、思ってもみませんでした。
特に注意が必要なのは、タールのような黒い便が出た時です。
そんな場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってあげてください。
できれば毎日の体調を知るために糞の観察をしっかりと行いましょう。
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