ハムスターのお尻から赤い何かが出てる!

この赤いのはハムスターの腸で脱腸している非常に危険な状態です。

今回はハムスターが脱腸したときに回復のためにとるべき対処をご紹介します。

ハムスター 脱腸 回復

ハムスターの脱腸とは

ハムスターの脱腸とは肛門から腸が出てしまう病気のことです。

激しい下痢や便秘が続くことによって起こる病気で、症状が確認されたら緊急に動物病院に行かなければなりません。

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回復までにとるべき処置

残念ながら自宅で一般の人ができる処置は限られています。

病院に行くまでの間できることは3つです。

  • 患部が乾かないようにぬるま湯でこまめに湿らせる
  • ハムスターが弱らないように保温する
  • 栄養と水分補給をする

ハムスターが動いて患部を傷つけることがないように、床材にウッドチップを使用している場合には新聞紙やキッチンペーパーをちぎらずにそのまま敷くようにしましょう。

そしてなるべく早くハムスターを動物病院に連れて行ってあげましょう。

そのままにして重症化すると、腸重積という腸管が腸管の中に入り込んで腹部で腸が二重になる病気になり、内臓が腐ってしまうこともあります。

脱腸に対する通常の処置は出てしまった腸を中に戻し、再び出てこないように針で少し縫うといったものですが、何度も脱腸してしまったり、腸重積を引き起こしてしまったりしている場合は手術が必要となります。

手術では腐っている部分の腸を切除しなければなりませんが、成功率の低い手術で回復が見込めず亡くなってしまうことも少なくありません。

しかし放っておいては絶対に亡くなってしまうので、獣医に手術が必要と言われたら手術をしてもらいましょう。

手術の費用は病院によって異なりますが、相場は1万円ほどです。

動物病院によってはハムスターなどの小動物の手術をしていない病院もありますので、事前に問い合わせて手術ができるかどうかとおおよその費用の確認をするとよいでしょう。

まとめ

ハムスターの脱腸はわりとよくある病気で、自宅での応急処置をきちんとし、できるだけ早く動物病院に連れて行って処置をしてもらえば治る病気です。

しかし治療するまでに時間が経過し、手術をしなければならない状態になると、回復の可能性は低くなってしまいます。

できるだけ早く動物病院で見てもらうのが一番です。

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