なぜ冬眠中は体の表面が硬くなるのか?
ハムスターが冬眠状態に入ると、低体温状態が長く続くため、凍えて亡くなる寸前と言っても過言ではないと言うことになります。また、極力エネルギーを消耗させないために心臓の動きも呼吸も鈍くなります。よって、血の循環も悪くなりハムスターの体全体が冷たくなり、皮膚が硬直してしまうのです。
野生のハムスターは冬眠することによって、寒い冬を乗り越えることができますが、家庭で飼われているハムスターは、温風ヒーターなどが完備されていれば寒くなることも無いですし、栄養も取れているので冬眠する必要が無いのです。
もし、ゲージの中で体を縮めてうずくまっていたら、すぐに応急処置を行ってあげてください。
硬直してしまったら部屋を温めてマッサージ
マッサージをする前に、わずかながらでもハムスターがピクリと動いていたり、呼吸をしているのを確認できたら、20度くらいの暖かい環境を作ってあげましょう。
ちょっとしたストレスでも冬眠中のハムスターには命取りになりかねないので、少しずつ、ハムスターのペースに合わせてあげながら、温めてあげることが大事です。
また、生体反応が残っていれば、皮膚に張りがまだあるので、触ると柔らかさも残っているはずです。ある程度温かくなってきたら、タオルにカイロなどを包み、ハムスターを包み込むようにして優しくマッサージをしてあげましょう。背中やお腹をさすってあげたり、呼吸が浅い場合には心臓マッサージもしてあげると良いと言われています。
人差し指と中指を使って優しく刺激を与え続けてあげてください。その時のハムスターの状態にもよりますが、焦らず諦めずマッサージしてあげれば、数時間後には元気な姿を見せてくれるはずです。
まとめ
動物も人間と同じくマッサージをしてあげると癒し効果や疲労回復につながります。普段からもストレスをマッサージでほぐしてあげるのも大切ですが、特に擬似冬眠になってしまったハムスターには施してあげましょう。
気持ち良さそうに冬眠から目覚めてくれるかもしれませんよ。
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