ハムスターは非常に繁殖力が強く、オスとメスで飼育しているといつの間にか出産してた…なんて経験をした飼い主さんも多いと思います。

そんな時、飼い主さんの知識不足によって母親が子育てをやめてしまったり、子供を食べてしまうという最悪な事態になってしまうケースもありますので、そうならないために注意してあげる必要があります。

ハムスター 出産 注意点

妊娠中

ハムスターは妊娠すると2~3週間で出産します。

個体差はありますが、その小さなお腹には多くて10匹もの命が宿ります。

基本的に、ハムスターは母親だけで子育てをするのでオスは必要なく、むしろ一緒のケージで飼育し続けるとストレスを感じ攻撃的になってしまいますので、妊娠が分かった時点ですぐに別々のケージに分けてあげましょう。

出産

出産が近づくとソワソワして落ち着きがなくなります。

このころから、出産に備えて自分なりに落ち着く場所(出産する場所)を決めますので、むやみに触らず人の匂いが付かないようにしてあげましょう。

お家の掃除も、ハムスターの負担になってしまうため、明らかに汚れている部分だけをスコップなどですくい新しい床材と交換する程度でかまいません。

また、あまり覗き込んだりしてしまうのもいけないので、飼い主さんは無事に生まれるために見守るだけにしましょう。

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出産後

小さな赤ちゃんを見たくて仕方ないかもしれませんが、ハムスターが安心して子育てできるように、飼い主さんは手を出すことができません。

もしも飼い主さんが興味本位で赤ちゃんを触ってしまうと、その赤ちゃんには違う匂いがついてしまい子育てを途中でやめてしまいます。

最悪の場合には、危険なものとして食べてしまうこともあります。

この行動は、少しでも多くの子孫を残すために備えられた本能で匂いで病気の赤ちゃんを嗅ぎ分けられたり、違う匂いのものがいると他にもいる赤ちゃんに危険と考え排除しようとします。

また、お母さんはたくさんの栄養を必要としますので、その時期に合わせた栄養豊富のエサに変えてあげましょう。

栄養不足だと、赤ちゃんに十分栄養を分けてあげられないため、自らの栄養を補うためにもまた、子育て中の赤ちゃんを食べてしまう事にもつながりますので、飼い主さんは母親が子育てに安心して集中できる環境を作ってあげる事に徹してあげてください。

また、万が一赤ちゃんが外に出てきてしまった場合に備えて、部屋の温度は一定に保ち、床材もいつもより多めに敷いて全体的にフカフカにしてあげましょう。

まとめ

ハムスターはその性質上、すごく匂いに敏感です。

妊娠して出産ともなると、いち早く危険を察知するため特に臭覚は優れますので匂いに関して、飼い主さんは細心の注意を払ってあげる必要があります。

ハムスターを繁殖さえたいと思っている飼い主さんは、ハムスターの出産に関して十分な知識を取り入れ、また、生まれた後の子供のハムスターを引き取ってもらう場合は責任をもって飼い主さんが探してあげる必要があります。

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