ハムスターの目の特徴
ハムスターの目は人間と違って横向きに付いていますので、物を立体的に見るのが苦手です。
そのため高低の感覚が分からず高いところから落ちてよく怪我をしたりします。
上へ登ることより下へ潜ることを繰り返していたことが要因と言われています。
天敵から上から襲われないよう目は上向きについています。
天敵と間違われないようハムスターを掴むときは正面から掴みましょう。
視力は30cm程度しか見えないのですが、嗅覚や聴覚は優れています。
また、暗いところでは人間よりよく見えるのですが、色の色彩識別力は極めて低く白黒程度しか見えてないと言われています。
もともと目が体から少し出ていますので、周囲が狭かったりするとケージなど物に当たって目の病気に感染したり、怪我をしたりするのです。
目の膿(うみ)
目の下などがこぶのように腫れていたら細菌による感染が原因で膿がたまっていると疑っていいでしょう。
病院では抗生剤または消炎剤の入った薬を処方してもらいますが、一週間ほどでも改善の兆しが見られなければ、切開して膿を出してもらいます。
目の傷、怪我
目に傷が付くと黒目の真ん中に白い線が入っていたりなど外観で分かる何らかの異変が見られます。
もともと目が体より出ていますので、走り回って突起物にぶつかったり、目にゴミ・ほこりがはいって何度もこすりつけたり、ケンカや毛づくろいなどで目の怪我をしやすいペットなのです。
まとめ
かわいいペットの目の異変に気が付いたらすぐ病院で診てもらいましょう。
結膜炎(出血がある、目ヤニがでる、目をかく)、角膜炎(目が白っぽくなり視力が低下、目をしきりにかく)などの病気の可能性が高く、放っておくと手遅れになります。
大事に至らないために自分で日頃からできることは、目の引っかき傷を防ぐために爪を切っておく、ケージ内をいつも清潔にしておく、また体の内面から目に出る病気はエサ(偏食など)も影響しますので栄養バランスをとるなどを心がけることが必要でしょう。
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